ギターせどりを始めるにあたって、必ず押さえておくべきエレキギターの基礎知識について説明します。
エレキギターの種類
エレキギターは、構造の違いから次の3種類に分けられます。
・ソリッドギター
・フルアコ
・セミアコ
ソリッドギター
![](https://www.yoshimi-hm.com/wp-content/uploads/2021/05/martin-rajdl-Olg60_RTPc8-unsplash-scaled.jpg)
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ソリッドギター
エレキギターといえば、ほとんどの方がソリッドギターのことをイメージされると思います。
エレキギターはすべてソリッドギターという意味ではありません。
ギターのボディの構造によって、ソリッド(固体、硬いという意味)ギターと呼ばれています。
では何がソリッドなのでしょうか。
ズバリ、ボディが1枚又は数枚の板を張り合わせてできたボディのことです。
ボディの内部には、ピックアップや電気系統が入るための空洞があります。
フルアコ
![フルアコ](https://www.yoshimi-hm.com/wp-content/uploads/2021/05/f225ac96ae7e310f9ce6e665b4f9b804.jpg)
![フルアコ](https://www.yoshimi-hm.com/wp-content/uploads/2021/05/f225ac96ae7e310f9ce6e665b4f9b804.jpg)
フルアコースティックギター(通称フルアコ)
ソリッドギターと同じように、木でできたボディですが、こちらの構造はいわゆる「箱もの」です。
フォークギターも同じ構造で、板などで箱状のボディが作られています。
この構造のことをアコースティックといい、空洞で響いて音がでます。
空洞のことは、ホロウ構造ともいわれることがあります。
写真のギターはピックアップが2つありますが、これもエレキギターです。
アンプに繋がなくても空洞で響きますので、生音がしっかりと出ます。
セミアコ
![](https://www.yoshimi-hm.com/wp-content/uploads/2021/05/485c00b86e4d2e266e8bc87cf9e5f144.jpg)
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セミアコースティックギター(通称セミアコ)
セミアコは上記のソリッドギターとフルアコとの中間という感じです。
ボディの中央付近はソリッドギターと同じように、中が木で詰まっています。
サウンドホールが2か所あり、フルアコと一見区別がつかないですね。
一般的にソリッドより軽く、フルアコより重いですが、フルアコよりボディが小さいものが多いようです。
それぞれ音の特徴があり、音楽のジャンルなどで使い分けされています。
エレキギターの形による分類
・ストラトキャスター
・レスポール
・テレキャスター
・SG
・変形ギター
・その他
ストラトキャスター・タイプ
![](https://www.yoshimi-hm.com/wp-content/uploads/2021/05/fdaeee4fbf381e217439ed9d51da2395-scaled-e1624471556771-800x433.jpg)
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ストラトキャスター・タイプ
ストラトキャスターはフェンダー社が作ったエレキギターで、世界中で大人気の定番モデルです。
コンター加工をしたボディの形が演奏者の体にフィットし、扱いやすいギターとなっています。
ピックアップやコントロール類をすべてピックガードに装着することで、生産工程が効率化されました。
シングルコイルピックアップが3つあり、センターピックアップと組み合わせたハーフトーンサウンドと呼ばれるチャキッとしたサウンドが魅力です。
ブリッジにはトレモロアームを搭載しています。
フェンダー社以外も「ストラト・タイプ」のギターが多く販売されています。
ストラトタイプのギター紹介
レスポール・タイプ
![](https://www.yoshimi-hm.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_8135-scaled.jpg)
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レスポール・タイプ
レスポールはギブソン社が作ったエレキギターで、フェンダー社のストラトキャスターと並び、エレキギターを代表する世界中で人気の定番モデルになります。
ネックとボディが接着されセットネックになっています。
最初はP-90と呼ばれる新フルピックアップが搭載されていましたが、のちにノイズに強くパワーのありハムバッカーピックアップが搭載されるようになりました。
サウンドは「甘く太い音」と言われています。
他のギターに比べ、重いものが多いです。
レスポールタイプのギター紹介
テレキャスター・タイプ
![](https://www.yoshimi-hm.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_8136-scaled.jpg)
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テレキャスター・タイプ
ソリッドギターの原点となったギターのタイプ。
ギブソンのレスポール、フェンダーのストラトキャスターに次いで人気の高いフェンダー社のエレキギターです。
ボディとネックを別々の工程で製作し、ボルトで固定するボルトオンという方法がとられ、当時画期的であったモデル。
2つのシングルピックアップを搭載し、ジャキッとした歯切れのいいサウンドが特徴です。
定番のギターということもあり、フェンダー社以外のメーカーからもテレキャスター・タイプが多く生産されています。
SGタイプ
![](https://www.yoshimi-hm.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_8138-800x440.jpg)
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SGタイプ
SGは、つのがあるような形が特徴的なギブソン社のギターです。
ボディが薄くて軽いので持ちやすく、扱いやすいモデルとなっています。
SGのサウンドはレスポールよりも高音の抜けがよくハリがあり、軽快かつパワフルな音がします。
ハムバッカーピックアップが2つ搭載されており、レスポールと同様に組み合わせ次第で多彩なサウンドを楽しむことができます。
SGタイプのギター紹介
変形ギター
![](https://www.yoshimi-hm.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_8140-800x467.jpg)
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変形ギター(写真はフライングV)
変形ギターの先駆け的存在はギブソン社で、モダーン、フライングV、エクスプローラーの3機種が生産されましたが、フライングV以外は本数が少なく大変貴重です。
Vシェイプのギターは、ギブソン社のほかには、ジャクソン社のランディーV・キングVがあります。
いずれも個性的で攻撃的な形がハードロック系バンドのギタリストに好んで使用されていました。
Vシェイプを始め鋭角なルックスを持つギターを「変形ギター」と呼び、一つのジャンルとして確立されています。
その他
ディンキータイプ、ジャガー、ジャズマスター、ムスタング、モッキンバードなど、他にも多くのタイプがあります。
その他のギター
次回はエレキギターの各部位の解説をしたいと思います。
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